職業選択の時:就職するのがデフォルトだ!

今日は午前中に新M2数名で教授室に伺い,職業選択と就職活動についていろいろ先生の話を伺いました.
要約すると「中途半端な仕事はすな!」かな?

新年度のガイダンスなどを受けて雑用などをした後大学を出て,PiTaPaの学割区間登録の更新などをしながら帰宅しました.


書類の整理などをしながらネットを見ていると,やっぱり就活関連のものを見ることに.
こないだのエイプリル・フールの日記で紹介した記事に続編となるようなエッセイが出ていました:スタートアップを始めない理由が間違っている理由
最後の節「就職するのがデフォルトだ」は,100年前の中世における農奴の解放と現代における起業(スタートアップ)を重ねてみせることで,


スタートアップにそんなにびびるんじゃないよ!


と若者を鼓舞しています.
鼓舞どうのこうのは別にして,おもしろい対比だなぁと感じたので,これまた押し付け紹介.
最後の節にある中世と現代の対比をやや乱暴に表にすると,下のような感じになるんじゃないでしょうか.

中世 現代 ポスト現代
基幹産業 農業 工業 ...
デフォルト 農奴の生活 「就職」 ?
異端 (狭義の)「就職」 スタートアップ ?

そして,100年前の中世,農奴の生活がデフォルトだった時代に,都市へ移住して企業へ「就職」することが「無謀」だったことが以下のように説明されています.

土地を離れることから農奴の多くを引き留めていたのは、それがものすごくリスクの高いことに見えたということだ。自分の区画を離れるって? 人生の間ずっといっしょに過ごした人たちから離れて? 見も知らぬ3000か4000という人の住む巨大な都市で暮すために? どうやって生活するつもり? どうやって食べ物を手に入れるの? それを自分で育てもしないで?

現代では「就職」が当たり前になり,今度は就職以外の選択肢がたいていリスクと考えられるようになっていますね.
そして,「農業から工業への転換と同じくらいの産業の転換が現代にも起こっている」ことを仮定すれば,スタートアップもそんなにリスキーじゃないかもよ!となります.


押し付け紹介に加えて押し付け解釈にもなってるかもしれませんが..
同じエッセイがhttp://kengo.preston-net.com/archives/003130.shtmlでも紹介されてたみたいです.


結局仮定がいくつかあるために,「そうは言ってもやっぱりスタートアップはリスキー」というのが現状だと思いますが,エッセイ全体のポジティブさがすがすがしいと感じました(*´ω`*
梅田さんっぽいトーンだな..


えーと今日の結論は..僕自身はGoogle落ちたらちゃんとネガティブに戻ります!ということで.